はじめての決算
決算とは?
あなたが個人事業主の場合には、1月1日から12月31日、法人の場合には事業年度の期間内での利益・損失の総計算を行うことです。
試算表の大切さ
ここでお話ししたいのは、12月31日または事業年度の末日(決算日)になって、さぁ1年分の利益・損失を計算しようとすると、できるのでしょうか?
1月から起こった事をすべて覚えていられるすばらしい記憶力をお持ちの方はさておき、何かしら記録がなければ不可能なことです。
また、個人の場合の12月31日、法人の決算日は、税金の計算の締め日でもあります。税金の申告期限は、個人は3月15日、法人は決算日から2ヵ月となっています。その年の利益が多く出ていた場合、申告期限までにドーンと納税資金の用意できますか?
そこで、大切なのが日々の利益計算を毎日、毎週、毎月区切りのいい単位で記録づけするということです。よく会計の話で耳にする試算表なるものは、そういう記録を体系的に作成した集計表です。
その試算表から、毎日、毎週、毎月自分の会社はどれぐらい儲かっている又損をしているかがわかり、納税の見通しも立ちます。資金の準備期間として、2ヵ月か、5日か、どちらが気が楽ですか?
まずは、自分の事業の試算表を毎月作るところからはじめましょう。